冬の大規模停電…冷え切った室内でも効果的な防寒対策は?

写真説明:2018年9月の北海道胆振東部地震でブラックアウトが発生し、ほとんどの建物の明かりが消えた札幌市中心部

地震の後、ブラックアウトが…

巨大地震が発生した際、数日から1週間程度、「ブラックアウト」と呼ばれる大規模停電が発生する可能性がある。2018年9月に起きた最大震度7の北海道胆振(いぶり)東部地震では、道内のほぼ全域で約295万戸が停電した。冬は特に防寒対策が重要だ。

まず、架空のシナリオで考える。

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シナリオ1 真冬の平日。夜に大きな揺れ

仙台市の戸建て住宅に暮らす会社員の花子(45)は夫の太郎(45)、息子(6)の3人暮らし。真冬の平日の午後9時すぎ、1階のリビングで家族とテレビを見ていると大きな揺れに見舞われた。花子は「身を隠して」と叫び、3人はテーブルの下に逃げ込んだ。
食器棚が倒れて皿などが落ちて割れ、置物のガラス製品も割れた。テレビや照明など室内の電気が一斉に消え、真っ暗になった。しばらくすると揺れが収まったが、暗闇の中、不安ばかりが募った。

シナリオ2 家族で身を寄せ合う

窓の外をみると街灯が消え、真っ暗。余震も怖かったが、太郎は「外への避難は危険だ。道路が陥没したり、信号が消えたりしているかも。家で明るくなるまで過ごそう」とスマホを明かりにして、3人で2階の寝室に避難した。
電気はすぐに復旧せず、懐中電灯やカイロを常備していなかったことを悔やんだ。エアコンの暖房もつかず、部屋は冷え切っていた。長男が「寒いよ」と身震いし始めた。暗い部屋で、家族が服を重ね着し、布団をかぶって身を寄せ合って励まし合った。

シナリオ3 キャンプ用のポータブル電源があった

太郎は「そうだ、キャンプ用の多機能なポータブル電源が物置にあったな」と取りにいった。電気の残量が十分あったのでスマホの充電などに使った。本体に内蔵のLEDライトが光ってほっとした。
水やレトルト食品などの備蓄は幸い、1週間分程度あった。カセットコンロもあり、レトルトの鍋やおでんなどを作って暖をとった。
花子はスマホで防災アプリを見ると震度6強の地震が発生し、大規模に停電しているようだった。「停電が何日か続くかもしれない」。早く復旧することを願った。

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