泳ぐように手足を動かす…雪崩から身を守る具体策は?

雪崩の危険箇所は2万か所以上

国土の半分以上が豪雪地帯とされる日本では、雪崩の危険箇所が2万か所以上に及び、スキーや登山で冬山を訪れた人が雪崩に巻き込まれるケースが相次いでいる。本格的な雪のシーズンを前に、一人ひとりが身を守るための知識を深める必要がある。

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全層雪崩は前兆あり、表層雪崩は予兆なし

防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の中村一樹センター長は「今季は暖冬で積雪が少ないのではとも言われるが、油断は禁物」と注意を促す。
雪崩は、表層の雪が古い積雪の上を滑り落ちる「表層雪崩」と、古い積雪ごと全体が滑り落ちる「全層雪崩」に大別される(=イラスト)。全層雪崩は気温が上昇したり、雨が降ったりした後に起きやすい。降雪が多い時に警戒したいのは、時速100~200kmものスピードで襲いかかる表層雪崩だ。全層雪崩には雪面に亀裂が生じるなどの前兆現象が知られているが、表層雪崩の予兆をつかむことは難しい。

なだれ注意報とハザードマップを確認しよう

ただ、日中に晴れて雪中の温度が上がり、夜間に急激に冷えた後に大雪が降った場合は注意したい。温度差によってもろい部分ができ、表層雪崩を誘発する可能性がある。スキーや登山で雪山に入る際には、「なだれ注意報」などの気象情報を確認し、雪崩が起きやすい場所をまとめた各自治体のハザードマップなどもチェックしておきたい。

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