警察・消防の防災SNS 知恵やゲームで浸透中

実際に災害が起きた際に、ツイッターをどう活用できるかが課題だ。現在は気象庁の情報を転載するなどしているが、より多くの市民に見てもらうための方策を検討中という。

消防庁「あつ森」使って再生36万回

一方、東京消防庁は2020年7月、任天堂の大ヒットゲーム「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)を使った情報発信を始めた。

 

都内では例年、都民ら約230万人が防災訓練に参加するが、2020年は「密」を避けるため、ほとんど実施できていない。そこで目を付けたのが、世界で累計2240万本(6月末時点)を売り上げた「あつ森」。独自のキャラクターを作ってゲーム内で日常生活を送り、その様子をSNSで発信できるため、企業の商品PRなどにも利用されている。

 

同庁は、消防職員の「あつお君」が暮らす無人島を「ボウサイ島」と命名。8月には「お部屋のレイアウトを見直そう」と題し、あつお君が一生懸命に家具を移動させる動画を投稿し、「地震によるケガの約3~5割が家具類の転倒、落下」とコメント。動画の再生数は約36万回に上った。

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