ピクニック気分で親子で避難訓練

写真説明:親子で公園などへ出かける際に非常食を試すなど、子どもの防災は気軽に始めたい(NPO法人「ママプラグ」提供)

非常食を試して好みを確認する

子どもの防災対策は親にとって大きな関心事だが、仕事や家事で忙しかったり、難しく考えたりすると、手を着けないままになりがちだ。

 

家庭での防災の普及活動をするNPO法人「ママプラグ」(東京)の理事、冨川万美さんは、「防災ピクニック」を提唱する。親子で週末に公園に出かける際などに、防災の要素を取り入れるものだ。「防災について気軽に楽しみながら考えることができます」と勧める。

 

例えば、小学生や幼稚園児などがいる場合、弁当として試しに市販の非常食を食べさせてみる。子どもの食の好みは個人差が大きいため、食べておくことで好みに合うかの確認になるという。

 

地震発生後に一時的に避難する公園をピクニックの場所にし、乳児を抱えて非常用持ち出し袋を持ち、歩いて行けば、避難の訓練になる。途中、老朽化したブロック塀など危険な箇所がないかチェックもできる。「難しく考えず、取り組んでみては」

ゲームで学ぶ

防災対策は子どもの年齢によって変わる。

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