コロナ禍を家族で乗り切るためには

感染症が大流行すると、対策を取っていても、自分や家族が感染するのではないかという不安がつきまとう。不確かな情報を信じて広めたり、思いも寄らず人に偏見を抱いたりしかねない。普段にも増して家族で支え合い、不安を和らげることが重要になる。

積極的に話す

「困難な状況下では、家族の新しい関係を作るくらいのつもりで、本音で語り合うようにしてほしい。不安も家族間で共有することで軽くできる」。家庭や職場でのコミュニケーションに詳しい日本産業カウンセラー協会(東京)のシニア産業カウンセラー、伊藤とく美さんは助言する。

感染症の大流行時は、感染予防のため、外出などが制約され、家庭内でも手洗いなどの対策を気を緩めずに行う必要がある。緊張感の中、仕事や家事、勉強なども怠ることはできず、ストレスをためることになりがちだ。

伊藤さんは家族で乗り切っていくには、抱えている仕事など、自分のことを普段以上に積極的に話す一方、意識して聞き上手になることが大切だと助言する。「家族だから話さなくてもわかるという考えを捨ててほしい。気軽に話せて『受け入れられている』と感じられれば、困難な状況下でも安心感につながります」と話す。

 

◆家族間で聞き上手になるための心構え

(伊藤さんの話を基に作成)

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