富士山の噴火で溶岩はこう流れる!山梨県がCG映像公開

写真説明:山梨県作成の映像[複数シミュレーション同時流下のパターン]より

最新ハザードマップを基に3次元で52パターン作成

山梨県は4月、3月改定された富士山噴火による災害予測地図(ハザードマップ)を基に、溶岩が流れる様子を3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)で表した映像を公開した。

3DCGは火口の位置や噴火規模などによって異なる52パターンが作成された。噴火から48時間後までの溶岩の流れを1440倍速で表現し、それぞれ2分間の映像にまとめた。

小規模溶岩流41パターンの1つ

写真説明:山梨県富士吉田市の市街地近くで小規模噴火があった場合に想定される溶岩流(中央の赤い部分)=県作成の映像[S27]より

中規模溶岩流5パターンの1つ

写真説明=県作成の映像[M25]より

大規模溶岩流5パターンの1つ

写真説明:県作成の映像[L18]より

県は、この映像を避難計画の作成などに活用する方針。県火山防災対策室の関尚史室長は「溶岩がどのように流れるのか、どう逃げれば助かるのか、住民がイメージする上で参考にしてほしい」としている。

映像は県のホームページ「富士山噴火による溶岩流シミュレーション動画」から見ることができる。いずれも48時間を1440倍速で2分にしているため、実際には、溶岩は非常にゆっくり流れる。

(読売新聞 2021年4月14日掲載)

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