マップで防災! 四国の災害教訓「八十八話」

徳島・吉野川流域で地蔵の台座が高い理由

徳島県内では、洪水発生時、水没してしまわないように台座を高くした吉野川流域の「高地蔵」や、江戸時代、南海地震で津波で船が転覆したり、家屋倒壊や火災が起きたりしたことや地震には周期性があることなどを伝える「百度石」など、29話が紹介されている。

説明:イラストを添えて紹介されている徳島県の話の一部

マップは同県内の小学校などに届けたほか、災害の啓発イベントでも活用できる特大版(=写真)も作った。マップはホームページ(https://shikokubousai88wa-t.amebaownd.com/)からダウンロードできる。

同センターは「体験談などが残された現場に実際に足を運んでもらうなどし、自分たちが住んでいる地域で過去に、どんな災害が起き、どのようなことに気をつけるべきかなどを学ぶ、きっかけにしてもらえれば」としている。

(読売新聞 2021年4月27日掲載 徳島支局・平井宏一郎)

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