警察・消防に! 豪雨災害救助の新機材「水陸両用車」の実力


写真説明:水陸両用車で増水した川を渡る訓練をする福岡県警の機動隊員(2021年6月4日、福岡県朝倉市で)

2020年の九州豪雨で実績 全国に波及

全国の警察や消防で、豪雨災害時に孤立者の救助にあたる水陸両用車の活用が進んでいる。近年の豪雨災害では市街地が冠水するケースも多く、水上走行で孤立した建物に迅速に近づける水陸両用車が力を発揮する。2020年に導入した福岡県警では、初の災害出動となった同年7月の九州豪雨で福岡、熊本両県で約30人を救助した。福岡県は2021年、新たに1台を追加配備し、豪雨災害に備えている。

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福岡県警の訓練現場では…

2017年の九州北部豪雨で氾濫した福岡県朝倉市の乙石川。2021年6月4日、朝方の強い雨で増水した川に、県警第2機動隊の水陸両用車「アーゴ」が入った。濁流をかき分けて対岸にたどり着くと、石が転がる川沿いの急傾斜を一気に上り切った。ぬかるみから抜け出したり、荒れた山間部の道を走ったりするなど、被災地での活動を想定した訓練を繰り返した。

写真説明:水陸両用車で川べりの斜面を上る福岡県警の機動隊員(2021年6月4日、福岡県朝倉市で)

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