命を守る「災害・避難カード」! 逃げるタイミングを住民同士で共有

説明:「災害・避難カード」の例

西日本豪雨で犠牲者ゼロだった地区にあったもの

2018年の西日本豪雨では、河川の氾濫による水害が各地で発生し、多くの人命が失われたが、迅速な避難で犠牲者を出さなかった地域もある。その一つ、愛媛県大洲市三善(みよし)地区が導入していたのが、「災害・避難カード」だ。

1級河川・肱川(ひじかわ)沿いにある三善地区では、約400世帯が暮らす。西日本豪雨では肱川が氾濫し、約90世帯が浸水する被害が出たが、住民たちは最寄りの高台などにいち早く避難し、全員無事だった。

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「地図タイプ」と「名刺タイプ」

災害・避難カードは、内閣府が地区単位での普及を目的に始めた取り組みで、「地図タイプ」と「名刺タイプ」の主に2種類ある。
地図タイプは、水害や土砂災害の危険区域、避難場所、避難ルートの地図のほか、独居の高齢者宅などの情報を、A3サイズにまとめたもの。普段から目に付きやすい冷蔵庫などに貼っておく。

一方、名刺タイプは、名前や住所、電話番号などを表に、家族の緊急連絡先を裏に記入するもの。避難する際に首から下げるなどして持ち出す。

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