ひとり暮らしのコロナ対策!57歳男性記者の感染・入院リポート

ひとり自宅で隔離生活

そんなやりとりの間は、自宅でひとり。肉親は隣県に住む姉ひとりだが、仕事もあるので安易に助けを求められない。まずはひとりで乗り切ることを考えた。

発症から10日程度は他人に感染させる可能性が強いので外出できない。食事をどう確保するかは問題だ。

昨年(2020年)、最初の緊急事態宣言が出た頃から、自宅で隔離生活をする場合に備えて保存食品を備蓄していた。高熱と頭痛のため調理がつらい。うどんの乾麺をゆでる力が出ず、電子レンジで温めるおかゆや缶詰を中心に食べる。

写真説明:筆者の備蓄食品の一部。発症時には調理不要のものが助かる

まだ食欲はあった。心身ともに弱った時、うまいものがあると士気が上がる。あなごのしょうゆ煮の缶詰がとてもおいしく、買った当時の自分を褒めたくなった。

学生時代から続けているサークルの先輩の職場が近く、サラダや果物などを差し入れてくれたのは助かった。接触は控え、ドアの前に置いてもらった。

また、指先で血中酸素濃度を計測する「パルスオキシメーター」(=写真)を知人に借りた。自宅にいた間は正常値だった。

写真説明:パルスオキシメーター。自宅療養者に貸し出す自治体も

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS