防災非常食に!企業によるローリングストックの推奨あれこれ

コロナ対応の新セットも登場

災害時にコロナ禍で避難所に行くのをためらう人も多い。こうしたことから、同百貨店では、自宅内の安全な部屋への避難に必要な商品を選別。女性防災士の視点で、非常食、カセットコンロ、衛生用品など計56点をそろえた在宅避難用セット(同2万800円)を2021年初めて販売した。

カゴメ(名古屋市)は2020年3月、備蓄需要に対応するため、野菜スープの賞味期間を従来の4年から5年半に延ばした。2020年1~6月の長期保存の野菜飲料や野菜スープの売り上げはコロナ禍の巣ごもり需要も相まって、2019年比で倍増した。

3人に2人が買っても食べ損ねている!

非常食は賞味期間が長いため、食べ損ねて食品ロスにつながる場合がある。国民生活センターが2020年9月に実施したネット調査によると、保存食を備える全国の20~60歳代の3000人のうち1966人が非常食の賞味期限を切らした経験があった。

こうした背景から、企業や大学は、非常食をこまめに食べて補充する「ローリングストック」を提案する。

企業・大学の取り組み例

食品スーパーを展開するマックスバリュ東海(静岡県浜松市)は、レトルト食品や缶詰を使った同社の管理栄養士監修のレシピを「ローリングストック活用レシピ」としてネットで公開。担当者は「非常食で調理を楽しんでほしい」と呼びかけている。

東海学院大学(岐阜県各務原市)は4月末、地元の店から提供を受けたレトルト食品、お湯や水をかけるだけで食べられるフリーズドライなどを使って、6種類のメニューを考案した。管理栄養学科のデュアー貴子教授は「非常食をうまく組み合わせれば、災害時も栄養価の高い食事がとれる」と強調する。

カゴメは2020年から、12個入りの野菜飲料の外装段ボールに、ローリングストックを促すマークを入れた。

◇東海地方の企業・大学による非常食への取り組み

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