写真説明:ソーラーパネルを使った充電システムが関心を集めた(神奈川県立茅ヶ崎養護学校で)
注意点を押さえた万全の備えで
災害時にマイカーを活用する「車中避難」。避難所に比べてプライバシー保護などの利点があるほか、医療的なケアが必要な障害者らにとってもメリットは大きい。いざという時の選択肢となるように、日頃から準備し、注意点も押さえておきたい。
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養護学校で行われた出前授業
神奈川県立茅ヶ崎養護学校の校庭で7月、車いす用のスロープを備えた福祉車両や寝たきりの人をストレッチャーごと乗せられるミニバンなど計6台が並んだ。車中避難の出前授業だ。小川和豊・統括教諭が神奈川トヨタ自動車(横浜市)に相談して実現した。
重度の身体障害者は避難生活の間も、人工呼吸器や酸素吸入が欠かせないケースが多い。避難所では、ベッドを置くスペースや電源の確保が課題となりやすいが、条件がそろった車なら、これらの不安は小さい。エアコンやテレビ、ラジオ、照明が使えるうえ、非常用電源としても利用できる。
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