聴覚障害者が命を守れるように!3.11の経験から防災手話動画を発信

宮城県聴覚障害者情報センター施設長 松本隆一さん

「東日本大震災で被害の大きかった3県で障害のある人の死亡率は、健常者の約2倍」。報道機関で報じられた数字に衝撃を受けました。災害時に情報が十分に届かない聴覚障害者が自分の命を守れるよう防災情報を発信しています。

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写真説明:宮城県聴覚障害者情報センター(みみサポみやぎ)が公開している手話動画「避難情報がさらにわかりやすく!」より

私自身も難聴です

5歳で難聴となり、補聴器を付けて会話をします。よく勘違いされますが、補聴器は万能ではありません。雑音が少ない場所ではっきり話してもらえれば聞き取りやすくなりますが、音だけでなく相手の表情や口の動きなどを総合して話を理解します。

聴覚の障害は人によって程度が異なり、生まれつき聞こえない人は手話で意思疎通を図ります。見た目ではわかりにくい聴覚障害の正しい理解を広めるのも私の仕事です。

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