岩盤のずれ以外の研究も
震災予防調査会では、建物の耐震性の向上など、現在にも続く課題の研究も行われていた。濃尾地震は地震研究だけではなく、地震防災のさきがけにもなったとされている。
山岡教授は「私たちは必ず地震が起きる地域に住んでいる。住宅の耐震化、家具の固定はもちろんのこと、河川堤防の決壊、液状化現象、土砂災害など、自分の住む地域で起こりうる危険性を改めて認識し、備えておきたい」と強調する。
(読売新聞 2021年10月14日掲載 編集センター・内田郁恵)
<関連する記事はこちら>
地震が少ない岡山も南海トラフ地震なら震度6強!
無断転載禁止