災害対応型も!コインランドリーが多様なサービスで進化中

災害時にはここが避難拠点になる!

燃料にLPガスを使っており、災害時の避難拠点にもなるよう、倉庫にガスコンロや炊飯器、発電機を備える。店舗の運営を担うジーアイビー(名古屋市)によると、関東で大規模停電が起きた2019年の台風15号で、洗濯に困った住民の利用が急増したことから「災害対応型」を考案したという。全国で展開する142店舗のうち2割が災害対応型だ。

写真説明:「ブルースカイランドリーオークワ和泉中央店」はスーパーの一角にあり、倉庫には災害用品を備える(大阪府和泉市で)

店舗マーケティング部の堀田忠臣さんは「快適さだけではなく、いざという時に頼れる安心感が重視されるようになった」と話す。

コインランドリーは増えている

コインランドリーの利用は年々増えている。矢野経済研究所(東京)の調査では、市場規模は2020年に1000億円を超え、2016年の約1・3倍に増加。スーパーやコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど、日常的に利用する施設への併設店舗が目立つ。

◆コインランドリー市場規模推移

コンビニ大手・ファミリーマートも2018年にコインランドリー事業に乗り出し、「ファミマランドリー」を全国で30店舗展開中だ。コンビニは雨で客足が落ちるが、コインランドリーは逆に客が増えるため、来店者を維持しやすいという。

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