ひと工夫の感染対策グッズ!ミニ空気清浄機や抗菌兼脱臭の建材

密回避のシステム開発も続々

フィットネスクラブ向け

名古屋市中区の「オプト フィット」は、フィットネスクラブ利用者のマシン使用状況を追跡できるシステム「GYMDX」を開発中だ。AIを活用し、混雑回避や、感染者が出た際の濃厚接触者の把握に役立つと期待される。

写真説明:「GYMDX」は、ジム内のマシンごとの利用状況をAIが検知できる(オプト フィット提供)

2021年から複数施設で試験導入されており、2022年から本格販売を予定する。渡辺昂希社長は「安心してジムを利用するための機能を充実させたい」と述べた。

建設現場向け

同市西区の「RTプロジェクト」は、建設現場の情報共有を支援するアプリ「GENCHO(ゲンチョー)」を2020年10月に発売した。指示や寸法などを書き込んだ現場写真を共有できる。

現場調査の回数が減り、着工までの期間が3割ほど短縮できた事例もあった。城山朝春社長は「動画や3Dデータの共有なども可能にしたい」と意気込む。

製造現場向け

リモートワークの推進が課題となっている製造現場向けには、トランスミット(名古屋市中村区)が工程管理のシステム「モニット」を開発中だ。機械の稼働状況や図面、発注書などをアプリで一括して確認できる。2022年秋のリリースを目指しており、実川大海社長は「『回避できる接触は避けよう』という意識が、製造現場でも高まっている」と話す。

(読売新聞 2021年10月8日掲載 編集センター・牧志朝英、佐野寛貴)

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