空気をきれいに保つ効果を長持ちさせる
空気清浄機は花粉シーズンだけでなく、通年で使われるようになっている。空気をきれいに保つ効果を発揮させるためには、こまめな手入れが欠かせない。手入れのコツや注意点を、空調機器メーカー大手、ダイキン工業(大阪)の重政周之さんに教えてもらった。
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家にあるのはどんなタイプ?
現在の空気清浄機は、吸い込んだ空気をフィルターで濾過(ろか)し、ホコリやこまかいゴミを集めるタイプが主流だ。室内の乾燥対策で、加湿機能のあるモデルの人気も高い。製品やメーカーによって多少の違いがあるため、取扱説明書を確認しておきたい。
まず基本のフィルター掃除から
手入れを怠りホコリなどがフィルターにたまったままになっていると、吸い込める空気の量が減ってしまう。「フィルター掃除がお手入れの基本です」と重政さん。
空気清浄機の内部には複数のフィルターが設置されているが、最も汚れやすいのが最も前面にある網状のフィルターだ。手入れの目安は2週間に1回。本体前面のパネルを取り外すとフィルターが現れる。掃除機でホコリを吸い取った後、本体から取り外し、水をかけたり軟らかいブラシで軽くこすったりして汚れを落とす。
写真説明:網状のフィルターは掃除機でホコリを吸い取った後に水洗い
重政さんは「キッチン周りなどで使うと油汚れがこびりつくので、台所用の中性洗剤を使いましょう」と勧める。洗剤はよくすすぎ、陰干しでよく乾かす。
網状のフィルターの後ろに不織布のフィルターが設置されている製品も多い。これらは水洗いすると形崩れして使えなくなることも。手入れ不要のフィルターもある。
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