やむをえず車で避難する場合の注意点
ただ、家族に徒歩避難が難しい高齢者や障害者がいたり、避難場所が遠かったりして車で避難せざるをえない場合も。普段から高齢者らに車いすを準備しておいたり、住民同士で車に乗り合わせて台数を減らしたりするなど、渋滞につながらない工夫を地域で話し合っておくといい。
車で避難する際は、信号機や踏切が稼働しない、路面の損壊や電柱の倒壊で走行が困難といった状況が想定される。慎重な運転を心がけたい。
避難はいつまで
いったん波が引いても避難場所から自宅に戻らず、警報などが解除されるまではとどまる。岩田さんは、「津波は何回も押し寄せることがあり、最初の波が一番高いとは限らないといったことを肝に銘じてほしい」と話す。
(読売新聞 2022年1月18日掲載 生活部・大郷秀爾、梶彩夏)
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