動画で災害死ゼロへ!3.11の人命救助経験から仙台市チャネルで発信

仙台市防災・減災アドバイザー 折腹久直さん

消防職員の立場から防災意識の啓発や、災害時の情報収集・共有を担当しています。2020年6月から仙台市の公式動画投稿サイトチャンネルで、地震や水害から身を守る方法を3分で解説する動画も作成しています。

写真説明:地震発生時の身の守り方を説明する折腹さん(左)(仙台市の公式動画チャンネル「せんだいTube」から)

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東日本大震災のときの人命救助活動

東日本大震災発生から約3日後に仙台市若林区などで人命救助活動に加わりました。その年の夏まで何度も現場で活動しました。同区の南長沼で、現場の作業員から「がれきの中から手が見える」という知らせを受け、遺体を見つけ出した時の風景は今も目に焼き付いています。

震災で痛感したのは「消防士として命を助けられるのはほんのわずかな人だけ」ということです。消防士が手を引いて避難させたり、倒れてくる家具から身を守ったりすることはできない。最初の危険から身を守るには、まずは自分自身、その次は家族、近所、地域との助け合いです。

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