海底火山噴火後の日本での気圧変化や津波に関して
噴火は日本時間2022年1月15日午後1時頃に発生。
日本では同日午後7~9時頃、各地で2hPa(ヘクト・パスカル)程度の気圧上昇が観測された。気圧上昇はラム波通過が引き起こしたとみられており、この頃から各地で潮位上昇が観測され始めた。ラム波が海面を押して小さな波を作りながら移動し、その波が日本付近で集積して津波になったとみられる。日本の津波観測は気象庁の予想到達時間より約2時間半早く、午後11時半以降になると津波はさらに高くなった。
同研究所の佐竹健治所長は「ラム波を含む大気波動が要因の津波が先に日本に到達し、その後、海底地形の変化などが要因の津波が届いて重なったのではないか」と分析している。
(読売新聞 2022年1月24日掲載)
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