夜の津波警報!(後編)避難時のポイントとおススメの装備と備蓄

写真説明:地震による停電で真っ暗になった街。避難するには懐中電灯などの装備が必要だ(2022年3月17日未明、東京都内で)

津波避難は徒歩が原則!就寝中の地震発生も考えておく

日本周辺の地震発生で津波が襲ってくるとなった場合、停電の中での避難を余儀なくされる可能性も高い。夜間の津波避難への備えをまとめた。

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「徒歩で」「高台へ」と覚えておく

津波避難は徒歩が原則だ。東日本大震災では車で避難中に渋滞に巻き込まれ、津波の犠牲になる人もいた。岩手大地域防災研究センター客員教授(防災危機管理)の越野修三さんは「コロナ禍では車で逃げたくなる気持ちはわかるが、津波は遠くではなく高い場所に逃げることが大切。自宅近くの高台などに徒歩で避難して」と呼びかける。

徒歩避難が難しい場合もある

ただ、高台が遠かったり、家族に高齢者や障害者がいたりして徒歩避難が難しい場合もある。「車避難のルールなどを地域であらかじめ話し合い、訓練しておく必要がある」と越野さん。住民同士で乗り合わせて台数を減らしたり、リヤカーなどを準備したりすることが挙げられるという。

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