寒さの残る時期は、低体温症への対策も必要だ。東北大助教の門廻充侍(せと・しゅうじ)さん(津波防災)らの調査によると、東日本大震災での宮城県の死者9527人のうち、少なくとも22人の死因が低体温症だった。津波から逃れて着いた避難先などで亡くなったとみられる。
低体温症への対策
1つでも該当すれば、低体温症のリスクが高まる。
※門廻充侍さんへの取材を基に作成
門廻さんは「春になっても夜は気温が下がる。非常用持ち出し袋の中に、折りたためるダウンや保温性の高い下着などを入れておくことも重要だ」と助言する。
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