深夜の地震発生への備え!停電対策と大きな揺れへの注意点

就寝中の地震発生に心得ておきたいこと

今回のように夜遅くに大きな揺れがあった場合、どう対応すればいいのか。就寝中は、最も無防備な状態になる。

写真説明:地震で浮き上がったJR福島駅前のタイル(2022年3月17日未明、福島市で)

まずは身を守る

「もし、就寝時に大きな揺れがあったときは、まずは布団や枕などで頭を守る。それから様子を見て安全な場所に避難してほしい」。備え・防災アドバイザーの高荷智也さんはそう助言する。

日頃からの対策も重要だ。避難路を塞いだり、下敷きになったりする恐れがあるので、寝室にはできるだけ家具を置かないようにする。置く場合は、転倒防止対策をする。自宅の中に家具や家電の転倒や、ガラスの飛散などの恐れがない「安全ゾーン」を作っておくのもお勧めだという。

枕元に備えておきたいもの

また、すぐ避難できるように、枕元には、LED懐中電灯や窓ガラスが割れた場合などのために手足を保護する軍手やスリッパ、閉じ込められた場合に助けを呼ぶためのホイッスル、視力の弱い人は予備の眼鏡を用意しておく。揺れで散らばらないように、袋に入れてベッドなどにくくりつけておくといい。高荷さんは「備えができているのか、もう一度確認をしてほしい」と呼びかけている。

(読売新聞 2022年3月18日掲載 生活部・大郷秀爾、梶彩夏)

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