助けが欲しいときは?
同署によると、聴覚障害者が地震時に直面する大きな困難として、周囲に助けを求められないことが挙げられる(=写真)。
(ユーチューブの狛江市公式動画チャンネル「共につくる 共にそなえる 聴覚障がい者の地震対策の基礎」より)
このため動画では、大きな音を出すために笛やスマートフォンのアラームを活用したり、懐中電灯を外に向けて点灯したりすることのほか、手話通訳を介して通話できる「電話リレーサービス」の登録などを呼びかけている(=写真)。
(ユーチューブの狛江市公式動画チャンネル「共につくる 共にそなえる 聴覚障がい者の地震対策の基礎」より)
制作の背景
動画制作を企画した同署地域防災担当の櫛谷修央(のぶお)さんは2021年5月から、障害者や支援者らとともに有用な啓発方法などを模索してきた。東京消防庁内に手話サークルも設立したという櫛谷さんは「聴覚障害者が接する防災情報には限りがあった。東京でも大地震が起きる恐れがあるので、動画を確認して備えを進めてほしい」と話す。
動画は、ユーチューブ「狛江市公式動画チャンネル」で視聴できる。
(読売新聞 2022年4月6日掲載)
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