災害時の断水!必要な備蓄と節水のポイント

普段からできる備え

断水の影響で、水分を十分に摂取できなければ、脱水症など体調を崩す恐れがある。災害時でも安心して水分補給ができるよう、日頃から水の備蓄を進めておきたい。

長期保存水か一般的なペットボトル入り飲料水か

水は飲料用のほか、アルファ米や粉ミルクなど調理用にも必要だ。5~15年保管できる長期保存水が、ペットボトルで販売されている。1~3年で賞味期限を迎える一般的なミネラルウォーターを備蓄する場合は、日常的に使いながら新しいものに交換する。

どのぐらいの量が必要か

水は成人の場合、1人あたり1日3L必要とされ、国などは、発生直後の給水支援が困難なことも考えて最低3日分(計9L)の保存を勧めている。

防災アドバイザーの高荷智也さんは「家族構成や住居の形態、保管スペースによって、備蓄できる量は異なる。どれだけ確保するかは家族で話し合いを」と助言する。

生活用水はどうするか

災害時は飲料水だけでなく、トイレの排水や風呂などの生活用水も必要になる。東京都の統計では、生活用水の1日の使用量は1人約220L。浴槽の水は、入浴後すぐに捨てず、入れ替え時まで張っておく習慣をつけるのも対策の一つだ。

近年は家庭用の貯水タンクを設置するケースも増えている。自宅を新築やリフォームする際、床下や天井などに取り付ける。水道管と連結し、水道水を使うたびに新鮮な水が数十~数百L、タンク内にたまる仕組みだ。災害時には、水道の元栓を閉めタンクにたまった水を使うことができる。

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS