【京都大防災研から】関西は直下型地震に特に備えが必要な理由

関西は「地震」は少ない?

関西では「地震」は少ないと言われることがあります。確かに関東に比べて地震の揺れを感じることは少ないですが、直下型の大地震が少ないわけではありません。関西では平野と山地の境に地震を引き起こす活断層がある場所が多く、この数百年間においてはM7以上の地震が100年に1回程度起こりました。さらに、大阪北部地震のように一回り小さいけれど被害を及ぼす地震も起こります。

写真説明:大阪北部地震で落下した電光掲示板(2018年6月、大阪府茨木市の阪急茨木市駅で)

その原因はよく分かっていませんが、深さ20~30kmという地下深くに、周囲よりも「軟らかい」領域があるためだという説があります。そのため、日本列島が太平洋のプレートに押される際、周囲よりも大きくひずんでしまうのです。

直下型地震への備えは他の地域以上に必要です

火山のない関西で有馬温泉のような温泉があるのは、この軟らかい領域に関係していると考えられています。こうしたメリットがある反面、直下型地震への備えが、他の地域以上に必要となります。

写真説明:飯尾能久教授(地震学)

(読売新聞 2022年6月27日掲載)

※京都大学防災研究所のHPはこちら です。

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