避難訓練は住民総出!宮城・山元町の津波浸水地域で続けること

高齢者の多い地域で訓練をどう行うか

訓練には住民総出で参加してもらい、避難の呼びかけや駐車場での誘導、避難所での受付などを分担して取り組みます。住民の半数以上が高齢者です。自力で避難するのが難しい場合は、近所の人が車に乗せることにしています。

2022年3月に震度6弱に見舞われた時は…

2022年3月16日、山元では震度6弱を観測。津波注意報が発令され、町の防災無線で避難指示も呼びかけられました。すぐに近所に避難を呼びかけて、自分と妻は車で指定避難所に向かいました。集まってきた住民を3階の避難室に誘導して、町職員と一緒に毛布や飲料水を配りました。

訓練通り、近所の女性が高齢夫婦を車に乗せて来た例もありましたが、実際に避難したのは花釜の1割強の住民だけでした。避難指示が出れば、すぐに安全な避難場所へ避難する。体で覚えていないといざという時に逃げ遅れるかもしれません。

写真説明:地域の指定避難所で「常に避難する意識を持つことが必要だ」と渡辺さんは話す。

今年(2022年)こそは住民が参加する避難訓練を行わなければと思います。何があっても命を守れるようにしなければいけません。

(読売新聞 2022年5月10日掲載 「伝える 復興に向けて」(185)東北総局白石通信部・青木聡志)

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