全寮制の支援学校で「自主防災」を生徒たちに指導する

宮城県立支援学校女川高等学園寄宿舎指導員長 森英行さん

被災後の生活を考えた防災訓練

防災と言えば、命を守ることを想像する方が多いでしょう。しかし、机の下に身を隠す、高台に避難するなどの行動は数分間です。その後の暮らしは長く何日も続きます。被災後の生活を考えること。それも防災です。

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女川高等学園と自主防災組織のこと

女川高等学園は2016年に開校し、軽度の知的障害のある15~18歳の生徒が通う全寮制の学校です。私は、寄宿舎の指導員をしています。

説明:生徒たちの自立などを教育目標に掲げる女川高等学園(学園のホームページから)

学園内には町内会のような自主防災組織があります。生徒たちは入学後、救護や安全点検、環境整備、広報など6班のいずれかに所属します。定期的に学校の防災設備を点検するなど、各班がそれぞれの役割を担いながら、日常的に防災学習を進めます。

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