(産業技術総合研究所提供)
関東大震災の被害甚大地域と一致
多摩川下流域の地下に広がる「沖積層(ちゅうせきそう)」と呼ばれる軟らかい地層の分布地図(=図)を、産業技術総合研究所が公開した。
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「沖積層」とは
氷河期だった約2万年前の海面は、現在より120mほど低く、多摩川流域には深さ40~70mほどの複数の谷があった。その後の海面上昇により泥が周囲から流れ込んで谷は埋まり、軟弱な沖積層ができたという。
写真説明:多摩川下流域に広がる「沖積層」の深度(厚さ)を表した地図。左上から右下に伸びているのが多摩川。白い筋はかつて川や谷があった場所を示している(産業技術総合研究所提供)
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