【京都大防災研から】海遊びの防災ポイントを3つ覚えてください

写真説明:防波堤に押し寄せる高波(2019年8月、高知市の春野漁港で)

「達人の備え」今回のテーマはマリンレジャーの注意点です

このコーナーでは、京都大防災研究所の研究者が減災のヒントを伝えます。今回は、平石哲也教授(海岸工学)です。

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人工的に波を作って波の力を調べています

私の仕事の1つは実験室で海の波を作り、防波堤にぶつかる波の力を調べることです。実際には、海の波は強い風で起こされますが、実験室では大きな水槽で直立の板を前後に動かして作ります。

高波が現れる頻度について

 波は不規則で、高さの低い波や高い波などが繰り返し押し寄せます。平均的な高さの波を「有義波(ゆうぎは)」といいます。個々の波の高さを集計し、上から3分の1の高さを平均したものです。この有義波の波高に比べ、1・6倍くらい高い波が100回に1回くらい現れます。時には2倍以上の高さを持つ波が、突然現れることもあります。

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