【京都大防災研から】地震の揺れは地盤でも変わる ハザードマップが重要な理由

写真説明:地震で倒れた神社の鳥居(2022年6月、石川県珠洲市で)

「達人の備え」今回のテーマは「地盤と地震の揺れの関係」です

このコーナーでは、京都大防災研究所の研究者が減災のヒントを伝えます。今回は、岩田知孝教授(強震動地震学)です。

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揺れの強弱に影響を与えるもの

地震は岩盤にかかったひずみを解放するために、岩盤がずれて起きます。ずれる運動の大きさが同じなら、地面の揺れ方は震源に近いほど強く、遠いほど弱くなりますが、砂や粘土でできた軟らかい地盤では、震源から離れていても揺れが強くなります。

我々は利便性を求め、山地ではなく平野や盆地、さらには河川に近いところや海岸線などに都市を築いてきました。こうした土地は地盤が軟らかいので、強い揺れに見舞われる可能性が高いということを意識しなければなりません。

「地震ハザードマップ」で分かること

揺れに備えるために活用してもらいたいのが、国や地方自治体が作成している「地震ハザードマップ」です。地震が起きた時にどこが、どのように揺れるのか、地滑りや液状化といった地盤災害が起きる可能性がどのくらいあるのかが、色分けして示されています。

説明:地震ハザードマップの例。京都市では、地域に最も大きな被害をもたらすと想定される地震の震度分布を色分けして示している(「京都市防災ポータルサイト」から)

インターネットなどで公表されているので、目にする機会も増えているのではないでしょうか。

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