土砂災害の「深層崩壊」の予測は可能か。メカニズム解明を探る


説明:深層崩壊の要因の1つとされる「岩盤クリープ」ができるイメージ

「大規模土砂災害対策技術センター」の研究最前線

2011年9月の紀伊水害で多発し、各地に被害をもたらした土砂災害の一種「深層崩壊」について国土交通省の「大規模土砂災害対策技術センター」(和歌山県那智勝浦町)が研究を進めている。当時は分かっていなかった深層崩壊のメカニズムが、紀伊水害を機に少しずつ解明されつつある。

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深層崩壊とは

深層崩壊は表面の土だけが崩れ落ちる「表層崩壊」と違い、その下の岩盤から一気に崩れる現象だ。土砂の量が多いため、甚大な被害につながりやすい。通常、土砂崩れといった場合、表層崩壊を指す。

◆表層崩壊と深層崩壊

2011年9月の紀伊水害では、深層崩壊が計72か所で発生。和歌山県内でも、田辺市伏菟野(ふどの)地区で5人が犠牲になるなど大きな被害をもたらした。


写真説明:山肌がえぐれ、下の民家に押し寄せた土砂崩れ現場(2011年9月、和歌山県田辺市伏菟野で)

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