豪雨時に都市部でおきる土砂災害(後編)山や崖近くならここに注意

写真説明:西日本豪雨で発生した土石流(2018年7月、広島県熊野町で)

土砂災害から身を守るために備えたいこと

土砂災害の発生件数は増加傾向にある。土砂災害から身を守るための注意点をまとめた。

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土砂災害警戒区域は全国に68万か所

土砂災害のおそれがある場所は、土砂災害防止法に基づき都道府県が調査し、土砂災害警戒区域として指定されている。全国に約68万か所ある。

大雨や地震が引き金になることが多く、2021年は972件発生した。国土交通省によると、2012年から2021年までの10年間の年平均発生数は1450件。その前の10年間の1150件に比べて1・3倍で増加傾向にある。

都市部でも油断できないわけ

山間部で起こるイメージが強いが、NPO法人土砂災害防止広報センター(東京)理事の井良沢道也さん(砂防学)は、「都市部の住宅地でも、崖があれば起こり得る。自分ごととして捉えて」と話す。

2014年8月には広島市で大雨により土石流や崖崩れが相次ぎ、災害関連死の3人を含む77人が命を落とした。戦後に宅地開発が進んだ、北部の山ぎわで多くの犠牲者が出た。

写真説明:大雨による土砂災害が起きた現場(2014年8月、広島市安佐南区で)

線状降水帯などの発生状況からも…

東京都内にも土砂災害警戒区域は約1万5000か所あり、うち約1000か所は23区内にある。数時間にわたって同じ場所に大雨を降らせる線状降水帯の発生も増えているとされ、対策は急務だ。

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