【京都大防災研から】噴火から身を守るには気象庁の「解説情報」に注目して

写真説明:阿蘇山の中岳第1火口から上がる噴煙(2021年10月、熊本県南阿蘇村で)

「達人の備え」今回のテーマは「噴火の前触れと気象庁が発表する情報」です

このコーナーでは、京都大防災研究所の研究者が減災のヒントを伝えます。今回は、井口正人教授(火山物理学)です。

こちらの記事もおすすめ!→もし噴火が起きたら? 避難方法と避難のタイミング

日本は火山列島

日本には111もの活火山があります。過去1万年以内に噴火した火山はすべて活火山と呼ばれるので、おとなしそうに見えるものも多くあります。ほとんどの火山は観光地になっているので、山頂まで登山することができます。

しかし、活火山である以上、噴火すれば被害をもたらします。2014年9月には長野・岐阜県境にある御嶽山が噴火し、63人の死者・行方不明者が出ました。

写真説明:激しく噴煙を上げる御嶽山(2014年9月)

噴火前に観測されること

このような噴火から身を守るにはどうしたらいいのでしょうか。噴火は地下深くで発生したマグマなどが地表に噴き出す現象で、発生前には、地震活動が高まるなどの「前触れ」が観測されることがあります。これに注目し、いち早く国民に注意を促す仕組みが作られています。

気象庁が発表する情報と取るべき行動

火山活動に異常がある時、気象庁は「火山の状況に関する解説情報」を発表します。噴火の懸念が高まれば、警戒すべき区域を示しながら「噴火警報」を出すので、この範囲には絶対に入らないでください。発表される「解説情報」に「臨時」が付いた場合は、警報発表の一歩手前にあたるので、登山は避けるべきです。

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS