102歳でもらくらく!渋谷区が高齢者にスマホ貸し出し 災害時の情報提供に

通信・通話料無料、カメラ操作や動画視聴、LINEもサポート

スマートフォン(スマホ)を持たない高齢者に無償で貸し出し、自由に使ってもらおうという渋谷区の取り組みが評判を呼んでいる。災害時の情報提供をはじめ、図書館の蔵書予約などスマホが必要な行政サービスが増える中、高齢者が情報過疎に陥る事態を防ぐ狙いがある。

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ひ孫の写真に笑顔がこぼれる

「孫からひ孫の写真が送られてきたのよ」。村田千恵子さん(102)が笑顔でスマホの画面を差し出した。村田さんは、渋谷区の貸し出し事業に参加した最高齢者だ。101歳で初めてスマホに触り、今では無料通信アプリ「LINE(ライン)」にも挑戦している。

「コロナ禍で、離れて住む家族や友人に会いづらくなった。写真や動画で様子を知ることができたり、テレビ電話で顔を見ながら話せたりして楽しい」という村田さん。「もっと早く、せめて90歳くらいから始めればよかったわ」とはにかんだ。

写真説明:100歳を過ぎてからスマホに触れた村田さん(2022年9月)

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