御嶽山の噴火対策でシェルター4基新たに完成 長野の2町村が整備


(長野県木曽町提供)

「八丁ダルミ」の規制解除に弾み

長野・岐阜県境にある御嶽山の王滝頂上(2936m)と山頂・剣ヶ峰(3067m)をつなぐ尾根「八丁ダルミ」で2022年10月、長野県王滝村が計画した鋼鉄製シェルター2基が完成した。八丁ダルミは2014年9月の噴火災害以降、立ち入り規制が続くが、村は「出来れば2023年7月中に入れるようにしたい」との見通しを示した。山頂直下では同県木曽町が2022年秋に新たに鋼鉄製シェルター2基を設置し、噴火災害を受けて両町村が進めてきた安全対策の施設整備は一段落した。

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八丁ダルミのシェルター

八丁ダルミのシェルター2基はともに30人収容で、1基は王滝頂上に設置していたものを約150m先のまごころの塔付近に移設した。もう1基は、まごころの塔と山頂の中間に新設。王滝村は、登山者がシェルター入り口前を通過するようルートを設定したいとしている。


写真説明:王滝村が八丁ダルミに移設したシェルター。山頂(右上)との中間にもう1基新設した(村提供)

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