都市部で大雪(前編)家や家族はどうなる?

シナリオ2 家族がいる自宅は停電に

太郎が職場で仕事に打ち込んでいたころ、自宅のある地域でも雪がちらつき始めた。花子は長男を迎えにいこうと、窓の外をのぞいた。「まだ、積もるほどではない」と考え、いつも通り自転車で幼稚園に向かった。

無事に帰宅した後、雪は本降りとなって夕方も降り続いた。ニュースでは太郎たちが住む地域でも10cmほど積雪する可能性があると予報が出ていた。「生活に影響が出なければいいのだけど」と花子は少し不安になった。

家の外は辺り一面、銀世界になった。その後も雪はしんしんと降り続いている。2人で夕食をとっていると、急に電気が消えた。テレビもつかない。泣いておびえる長男を抱きしめながら、スマホを見ると、広い地域で停電が起きているという。懐中電灯で明かりは確保したが、エアコンなどの暖房器具が使えず、肌寒くなってきた。

毛布をかぶって暖を取ったが、すぐに停電は解消されそうにない。仕方なく、早めに布団に入った頃、太郎からメッセージが届いた。今夜は会社に泊まるという。「まさかこんなことになるなんて」。頼りのスマホで明日の予報など、雪に関する情報を集めたかったが、電池の残量が少ない。花子は不安の中、目を閉じた。

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