富士山噴火で新避難計画…予兆で観光客ら早めに避難、一般住民は原則徒歩で

説明:富士山の噴火で溶岩流が到達する可能性のある範囲の一部(富士山火山防災対策協議会の資料を基に作成)

富士山火山防災対策協議会「逃げ遅れゼロ」目指す

富士山の噴火を想定し、山梨、静岡、神奈川の3県などでつくる富士山火山防災対策協議会は2023年3月、新たな避難計画を策定した。噴火の予兆が観測された段階で、混乱を防ぐため観光客や登山客を早めに避難させ、その後に地元住民が避難するよう新たに定めた。溶岩流の到達が予想される場所の一般住民については、渋滞を避けるため、従来は車で避難するとしていた方針から原則「徒歩避難」に改めた。

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溶岩流の到達範囲拡大を考慮

2021年に17年ぶりに改定された噴火ハザードマップ(災害予測地図)で溶岩流の到達範囲が拡大したことを踏まえ、協議会は溶岩流の到達時間に応じて避難開始のタイミングを定めるなど、計画の見直しを進めてきた。

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