真偽、複数の情報源で判断を
災害時は、情報の少なさや不安の高まりなどを背景に、誤情報や根拠のないうわさが拡散しやすい。近年は技術の進化により、本物と見分けにくい偽画像も出回りやっかいだ。混乱が生じれば、災害対応にあたる人手が割かれる可能性もある。誤った情報を広げないためにどうすべきか。
まずは、架空のシナリオで考えてみる。
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シナリオ1 激震!スマホで情報収集
太郎(28)は、都市部で一人暮らしをする会社員だ。ニュースや天気、話題の店など、あらゆる情報をSNSに頼り、スマホが手放せない生活を送る。
ある平日の夕方、会社で仕事をしていると、緊急地震速報が鳴り、大きな揺れに襲われた。周囲の棚から本や資料が落ち、悲鳴も聞こえる。
しばらくして揺れは収まったが、停電したのか、オフィス内は暗い。太郎はすぐにスマホを取り出し、情報を集め始めた。
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