川の洪水危険度の情報提供も一括で
こうした中、気象庁と国交省は連携し、新たな情報発信を始める。
川の洪水危険度の情報提供は、国交省が大河川109水系、気象庁が約2万の中小河川をそれぞれのサイトで公開してきたが、2021年度中に統合する。
住民が早く逃げることができるように
いずれも水位計や雨量予測を基に川の氾濫リスクを5段階で示す。今後は一つの地図で大中小の川の情報を一覧できるようにし、自治体や住民に活用を促す。
「我々の目標は住民に早く逃げてもらうこと。水位観測と雨量予測というそれぞれの強みを生かし、今後も連携していきたい」。気象庁業務課の調査官は強調する。
(読売新聞 2020年12月5日掲載 連載「減災力 予報の現場」② ※いずれも肩書は当時)
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